君が好き~16歳ママの恋~
そうだ。


母親からそんな事言われるなんて、その方がかわいそうだ。


「お前、学校では無表情のくせに、夢羽ちゃんのことになると、笑ったり泣いたり忙しいな」


「なにそれ」


「よくしゃべるし。


学校でも同じキャラだったら、絶対人気者になるのに」


「友達なんていたら、夢羽との時間が少なくなる。


友達なんて、いらない」


橘日向は、なぜか、夢羽の頭をなでた。


あ、子供好きって言ってたっけ?


まあ、夢羽も寝てるし、いいか。


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