my sweet love 〜extra〜


「8度まで下がってるけどなぁ
まぁ音は綺麗なんだけど
昨日みたいに意識はっきりしないと
今帰っても
すぐ戻ってこないとってなるからな」


「ちょっと起こしてみるか」


「あぁ」

「覇瑠。覇瑠ー?覇瑠」

何度か荘が肩を揺らすけど
覇瑠が目を覚ます気配はない



「どうすっかな…
俺日中様子みようか?ここで」


「んー…どうしよ
でも龍も無理させらんねぇよ」

「いや俺は…
あれ…覇瑠?」



ふと目をやった覇瑠が
少し目を開けていた





「ん…」

「はる?わかる??」


「……ん」


「はるー?おはよ。
わかる?聞こえてる?」


「……んー…」


「だめかな…
今日また病院いさせようかな」

「んー…どうしようか。
主治医としては
ここまで不安定なまま返すのは
不安だけど友達としては
責任を持って連れて帰ってやりたい」




「でも…」










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