クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
11、想いを伝えた夜
「俺は嫌だね。今夜だけなんて」

ソファの上に私を乱暴に押し倒すと、永遠は私の両手を押さえ怖い目で睨んだ。

私……そんなにいけないこと言った?

永遠の負担にならないように言葉を選んだのに、何がいけなかったのだろう。

ついさっきまで優しかった彼の豹変振りに私は驚く。

「永遠……痛い!」

私が顔をしかめて痛みを訴えると、永遠は感情をあらわにして語気を強めた。

「そんな悲しいこと言うからだよ。一夜だけ抱けばいいんだよね?男なら誰でもいいんでしょ?」

永遠は左手で私の両手を拘束し直すと、空いた右手で私の上着を掴み服を脱がそうとする。

「永遠……嫌!」

足をばたつかせて必死で暴れるも、悔しいくらい涼しい顔で永遠は私の身体を押さえる。
< 178 / 309 >

この作品をシェア

pagetop