マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
6.変化に対応せねば
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12月に入り、仕事が忙しくなって。
幸いなことに仕事中に余計なことを考える暇はなくなった。

そんな忙しさもあり、水無瀬くんとはあれからほぼ接点なく過ごしていて、それもある意味今は幸いだ。

ゆっくり話す機会があったとしても、何を話したらいいかわからないもの。


残業が大嫌いな音羽は、今日も最小限に少しだけ残業をして、そそくさと帰っていった。
音羽め。要領がいいんだから。


私は1時間ほど残業をこなし、ロッカールームで着替えを済ませて。
よろよろと足取り重くエレベーターへと向かう。

……疲れた。足がむくんでパンパン。
だけど明日は土曜で休みだ。
これでもかというほど寝て、一週間の疲れを取らなきゃ…。


上の階から降りて来たエレベーターは他に誰も乗っておらず、私はそこへ一人で乗り込んだのだけど。
「閉」ボタンを押して扉が閉まりかける瞬間、バタバタと走ってくる人の姿が視界に入った。

慌てて今度は隣の「開」ボタンを押す。
誰かわからないけど、このエレベーターに乗せてあげなきゃ。

ギリギリセーフ。
閉まりかけた扉は再びゆっくりと両サイドに開いて、走って来たその人を迎え入れた。


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