いつも人の心を見透かしているように余裕の笑みを浮かべる店長の困った顔が見たくて、他店の店長たちにどんどんお酒を飲まされているのを、ただ黙って見ていた。

前にお酒は弱いと言っていたから、あれだけ飲まされたらべろんべろんに酔っ払って、余裕ぶっていられないだろう。

予想は半分当たりで半分はずれ。
店長は呂律が回らないほど酔っ払って、目も完全に据わっていた。

そしてふらふらとわたしの隣にやって来て、こう言ったのだった。

「青山さん、俺が酔っ払っていくのを見て楽しんでたよね。仕事ではフォローしてくれても、飲み会ではしてくれないなんてなあ。俺が行き倒れないよう、しっかり介抱してくれるよね」




ちょっとした出来心で、神谷店長を酔わせてしまった詩織。
介抱のため神谷の自宅マンションに行くと、そこには想像もできなかった驚くべき光景が広がっていた。


そして始まる、詩織と神谷の一週間が……。


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純愛  大人の恋  上司  イケメン  じれったい  ワケあり  再生