オトナの恋は強引です!

Dragonのドルチェ。

大好きなDragonのためにできる事
私にもできる事はないかって思った時、
もう少し、デザートが充実できるといいかな。と考えた。
今のところはレモンのソルベ(シャーベット)とイチゴのソルベだけだ。
作り置きがきくし、イチゴは冷凍のものがいつでもあるし、レモンも季節を問わない。

だけど、女の子はみんな甘いものが好きだ。
食後に甘いドルチェ(デザート)は喜ばれるだろう。
ドラゴンの最初の出勤について行って、私がデザートを作ればいい。
お菓子って本格的に作った事はないけど。

そう思って、ドラゴンに言うと、
「料理教室って通ってみる?お菓子の教室もあると思うけど…」と言う。
「料理教室?」自分が通うなんて思った事もなかった。
「タイガの昔の勤め先はパティシエがいたから、
ケーキは作ってなかったんだ。」と言って、私の顔をみる。

「パティシエになるつもりはないんだけど…。
手作りっていうジャンルはどうかな。」と聞くと、
「いいねえ。カジュアルなこの店に似合うやつ。
あんまりデコレーションされてない感じの…。
プリンとか、季節のパイとか。
前に、コムギがアップルパイを焼いた時いい匂いで、
いいなあって思ったんだ。」と笑った。


そして私は今までお付き合いをしたことのないタイプのお嬢さん達と一緒に、
鎌倉のお料理教室でお菓子を習う事になった。

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