人事部の女神さまの憂いは続く
なんだか言われたこっちが恥ずかしくなって
「ちょ、信号かわりましたよ」
話をそらしてみたら
「お前、帰ったら昨日の続きだからな。覚えとけよ」
恐ろしい言葉を投げかけられてしまった。
もう無理だよって思いながらも、心のどこかで喜んでる自分もいる。
私が藤木さんのことしか考えられないように、藤木さんも私のことしか考えられないようにしたい。
そのために私にできるこは、なんだってしたい。
そんなことを考えながら、初のお泊りデートは幕を閉じた。
<その⑦初デートでの憂い FIN>