サンタクロースは君だった
3.14*失恋したくないソング
ねぇ、ひかりちゃん。僕は、どうしても君に訊きたいことがある。
それを訊いたら、一瞬困った顔をしそうだね。何から言おうか悩んで言葉を選ぶ、そんな姿も見たいなんて言う僕は少しだけ怒られちゃうかもしれない。

それでも、どうしてももう一歩近付きたいから。特別になりたいと思うから。
我儘ばっかりでごめんね。
でも、失恋はしたくないんだ。ひかりちゃんが相手だから。

3.14
失恋したくないソング


「歌うよ。…ひかりちゃんが笑ってくれるから。」


僕の歌の中にはいつだってひかりちゃんがいる。
ひかりちゃんが僕に感情を教えてくれて初めて、それは響きと歌詞をもった音になる。
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