完璧な彼は、溺愛ダーリン
バッドタイミング。

今日は待ちに待った休み。昨日は見学や入会が多くて、慌ただしく一日が過ぎて終わった。
早くに目覚めてしまったけれど、望くんとの待ち合わせは午後六時。

まだまだ時間はたっぷりある。


「何しようかなあ」


一人部屋を見渡し、そう呟いてみる。
家事と言っても、部屋片付けと溜まった洗濯をするぐらいだろうな。

一、二時間もあれば終わるだろう。


お腹空くからランチがてらショッピングにでも行こうかな。
最近ゆっくりショッピングしていないからなあ。


よし。家事終わったら出かけるぞ!


そうと決めた私はすぐに洗濯機を回して、部屋掃除を始める。
元々部屋を散らかしていなかったからか、掃除はすぐに終わった。


洗濯が終わるまで何を着て行くかクローゼットを開けて考えた。
どんな格好していこう。

ワンピース? スカート? それともパンツ?
デニムじゃカジュアル過ぎるよね。


望くんがどんな人か知らないから、どんな格好していけばいいのかわからない。
でも、仕事終わってからだし、スーツだよね。

それならワンピースかな。
クロシェ編みの淡い黄色のワンピース。私のお気に入りだ。

色とクロシェに惚れてそれを持ってすぐにレジに向かったぐらい。

裏地もセットになっていて、胸元は大胆に開いているのにクロシェで肌が隠れるから、そこまでエロくない。
夏はこれにカンカン帽でも被ろうかなって思っている。


夜は寒いかもしれないから、Gジャンを持っていこう。
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