天満堂へようこそ-3-

変化

食べるだけ食べ大騒ぎした後、部屋に戻って寝たの迄は覚えている。
いつものように起き、ベッドから降りようとしてその大きさに気づく。
パッと見ただけでは分からないが、大人3人は余裕で寝られる広さ。

「おはようございます」

頭をボリボリと掻きながら記憶を辿る……

「えーと、ノアさん?」

「はい。おはようございます。起きられますか?」

「もし起きないって言ったらどうなるの?」と意地悪を言ってみる。

「その時はご病気でない限り、ベッドで自由にお休みになられていて結構です」

「うそ?」

「王族はそれで構いません」

「いやいや、俺的にはないから。これからどうしたらいいの?」

「まずは身支度を。その日の予定に合わせてご用意させていただきますので」

「服くらい自分出てきるから」そう言いながらも、今日会社には行きたいが一日見学したいと伝えると、動きやすそうなスーツを出されたので着替える。
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