肉食御曹司に迫られて

TOKYO 表参道

次の日の朝、
奈々はいつも通り、コーヒーを入れ、パンをトーストし、簡単な朝食を食べた。

そして、シャワーを浴び、いつもまっすぐに下ろしている髪を、ふわっとコテで巻いた。
(ー 少しぐらい、女の子らしくしてもいいよね…。)
鏡を見て自問自答した。

そして、久しぶりにスカートを履いた。黒のオーソドックスなフレアスカートだが、奈々にとっては、かなりの挑戦だ。
(ー 昔はこういうスカートばっかりだったな…。)
シンプルなニットに、薄い色のデニムのジージャンを羽織った。7月だか、カフェや店内では、上着は必須だ。

携帯が鳴った。
【下についた、準備大丈夫?】
【すぐ、降りるね。】
奈々は、カバンに携帯を入れると、7センチの安定の良い、パンプスを履いて、急いで家を出た。
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