御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
挨拶 side麻里花
そうして翌朝お互いの実家に結婚する事を伝えに行くことになった。


付き合いを自覚してから一気に進んだ気がするけれど、彩人くんからしたらずっと付き合ってたと言うし。


言われれば私たちの関係は恋人のそれと変わりないのだ。

手を繋いで歩くし、食事に行くし、彩人くんの家にお泊まりもしてたし。


でもキスはやっとこの間したばかりだけども。


思えば自覚がなかった私の為に待っててくれたとしか思えないから。


そんな彩人くんが一緒に住みたい、住むなら結婚したいと言われたら断れるわけがない。

大好きな彩人くんとずっと一緒に居るならば、いずれ結婚するだろう。

それなら遅いか早いかの差しかないので、それなら結婚して一緒に暮せばいいと思ったので

同棲するなら籍入れても良いよと言った。


そっからの彩人くんは早かった両家に電話して私の実家に午前中に行く旨を伝えて了承をとり、直ぐに自分の実家にも電話して午後行く旨を伝えて了承を得ていた。


かくして、本日午前の現在寄ってきた洋菓子店のケーキを持って2人で私の実家前に立つに至りました。


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