冷血部長のとろ甘な愛情
私の横を通っていく部長は足を止めて、サッと体を屈まさせて私の頬にキスを落とした。
突然のことに驚いて心臓は大きく跳ねたが、した本人はなに食わぬ顔で「明日の夜、空けといて」とだけ言って食器返却口へと向かっていった。
ちょっと! と引き留めたくても引き留められない。
さりげなく何をした?
一瞬だったし、食堂にいる人も少なくなっていたから誰にも気付かれてはいないと思うけど、なんて無謀なことをするんだろう。
それに明日の夜とは何?
特に予定がないから空けとけと言われたら空けておくけど、危険な予感しかしない。夜に何をしようとしているのだろう。
ただ食事をするだけならいいのに。
味が分からなくなったババロアを食べ終えたとき、スマホが揺れる。珍しく坂本くんからメッセージが届いた。
内容を見て、ギクリとした。
そこには『明日どう?』とあったからだ。これもまた返事に困る。いつものように即答出来ない。
頭を抱えたい気分だ。
突然のことに驚いて心臓は大きく跳ねたが、した本人はなに食わぬ顔で「明日の夜、空けといて」とだけ言って食器返却口へと向かっていった。
ちょっと! と引き留めたくても引き留められない。
さりげなく何をした?
一瞬だったし、食堂にいる人も少なくなっていたから誰にも気付かれてはいないと思うけど、なんて無謀なことをするんだろう。
それに明日の夜とは何?
特に予定がないから空けとけと言われたら空けておくけど、危険な予感しかしない。夜に何をしようとしているのだろう。
ただ食事をするだけならいいのに。
味が分からなくなったババロアを食べ終えたとき、スマホが揺れる。珍しく坂本くんからメッセージが届いた。
内容を見て、ギクリとした。
そこには『明日どう?』とあったからだ。これもまた返事に困る。いつものように即答出来ない。
頭を抱えたい気分だ。