三次元に、恋をした。
計画的犯行ですよね?
「おはようござっ…… ちょっと先輩っ、目の下のクマが半端ないですけど、大丈夫ですか?」

眠気覚ましに一杯、とエナジードリンクを飲んでいるところに愛莉ちゃんが出勤してきた。

「少し寝不足でね。それより先日はありがとね。あの後はどうだったの? 」

「はい、お陰様で何事もなく無事に終わりました」

「………てことは、収穫はなし?」

「はい。なんか若けりゃいいって感じで話し掛けてくるの、私 嫌いなんですよね。 大人な自分をアピールしてる所とか。大概落ち着けよって話ですよね?」

こういう毒舌な所も私が愛莉ちゃんが好きな理由の一つでもある。
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