紳士的?その言葉、似合いません!
◇外堀から埋めさせて頂きます



自宅。あぁなんて素晴らしい。


家に着いた途端に馴染んだベッドに倒れこみそう思ってしまうぐらいに疲れた。それはもう心身ともに疲れた。理由?そんなの1つしかないだろう言わせるな。


ごろりと天井を見上げて思う。わたし元彼と別れて今日で何日?答えは3日。そう、3日しか経ってないのよ?わかってる?


なんて言ってはみるものの認識するだけ遠い目になってしまう。というか本当にそれしか経ってないのよね…感覚的にはもうずっと前のことって感じる。


それもこれも全部そこから今までの時間が濃かったせいだ。もっと言うとそれを作った原因と言えば某紳士の皮を被った変態のあの方である。


思わずイラッときて眉間に皺がよるが誰かが見ているわけでもないので問題ない。


それにしても本当に疲れた…なぜか自分の家に帰りたいという自然極まりない主張を通すまでにも一悶着どころか十悶着ぐらいあって大変だった。


そして現在の結果を勝ち取るまでに使った精神力と体力に思わず乾いた笑いが…内容については割愛させて頂く。なぜかは察しろ。


そんなこんなで泥のように眠ったあとは後に引く疲労を抱えながらもなんとか社会人としていつものように会社に向かった。




< 28 / 94 >

この作品をシェア

pagetop