また内緒の話






画面が乱れていますしばらくお待ちください




というくらい汚らしいほどにリバースをする





あいつら……やってくれたな





トイレで吐いていると





トントンと誰かが俺の背中を叩く



振り返ると





「大丈夫?笑」




と詩穂が水を持ってきてくれた




「大丈夫、大丈夫」



俺はフラフラになって立ち上がる




「ほら、捕まって」




詩穂は手を差し伸べ俺はその手に捕まって歩く




申し訳ない……




去年と同じ






また詩穂に迷惑を掛けてしまった










席に着くと俺は何も考えずに詩穂の肩に寄りかかる




「おいおいおーい!律!
来那ちゃんいるのに女の子に寄りかかって大丈夫なんですかーー!?」



悠がからかうように言うと



「だーいじょーぶ
内緒にしてればいいんだよ
実際来那も内緒の話めっちゃ多いしなー!」




俺は陽気に答えると



「じゃあーおあいこかー!」



りこも話に乗っかる



そうだ




おあいこだ







何を思ったのかわからない



けどなぜか頭の中で




バレなきゃ大丈夫だろうと詩穂に寄りかかっていた








ただそれ以上はダメだと酔っていても線は張っていた







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