嫌いだったはずなのに！

タイトル未編集

雪原高等学校。



設備も整えられて偏差値も高い

欠点は少し学費が高いくらい。


庶民オブ庶民の有川千尋。



入学早々持ち前の運動神経と努力で掴んだその頭脳を買われて学園を二分する
白雪派のリーダーとなった。





反対に
金持ちオブ金持ちの雪原柊磨。


理事長の息子、そして素晴らしいリーダーシップと頭脳で即学園を二分する黒雪派のリーダーとなった。












もちろん2人は仲が悪い。
顔を合わせば喧嘩ばかり

今日の朝も鞄が少しぶつかっただけで喧嘩になった。




「おい、そこのドブス」

柊磨は見下したような目で千尋を睨んだ


負けんじと、千尋も上を向いて柊磨の顔を思いっきし睨んだ。


「ドブス？あぁ、自己紹介？わざわざどうも」

「は？お前馬鹿だな馬鹿。お前如きに自己紹介するか」

「馬鹿はそっちでしょ？」



小学生並みに低レベルな喧嘩を永遠に続ける。

しかし負けず嫌いな2人は誰かが止める、もしくはチャイムが鳴るまで口論を続けるのだ。