とある学園の禁断恋愛
再会
無事入学式も終わり、新入生達は自分のクラスを確認するために、下駄箱に集う。この学園は成績毎にクラスを分けていて、A~D組まであるのだ。平均はC組である。月も、自分のクラスを確認するために下駄箱に貼り出された紙を見る。自分の名前は〔や〕なので、下の方を見ていくと、A組に自分の名前を発見した。つまり、滅茶苦茶頭が良いクラスである。この大和撫子、最強か。 月は自分の真新しい鞄を持ち、1階の1番端にある、落ち着いた雰囲気の教室の扉へと手を掛ける。扉を開くと、まだ誰も来ておらず、教室には自分だけだった。黒板に貼られている座席表を見て、席に座る。月の席は、1番窓際の1番後ろだった。髪を揺らす春風が心地よい。
< 6 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop