"鬼"上司と仮想現実の恋
「暁里、好きだよ。」

そう言うと、部長の顔が近づいて、そっと唇が触れた。

「昨日は、あのまま帰ったら、全部忘れて
なかった事にされるんじゃないかと思ったら、
帰れなくなった。」

と部長は恥ずかしそうに笑った。

「暁里、具合はどう?
出掛けられそうか?」

部長が私の顔を覗き込んで言った。

「はい。大丈夫です。」

「じゃあ、夢の国へ行こう。」

「え?」

「遊園地、好きなんだろ?」

「はい!」

「待ってるから、支度しておいで。」

「はい!!」

私は元気よく起き上がって、着替えを出すと、お風呂に駆け込んだ。

シャワーを浴びて、顔を洗い、化粧をする。
髪は、夢の国は風が強い事を想定して、ポニーテールにした。
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