"鬼"上司と仮想現実の恋
夢の国
目が覚めると、

「おはよ、暁里」

と目の前で囁かれた。

「え?
あれ?
なんで?」

私が狼狽えていると、

「くくっ
覚えてろって言ったのに…」

と呆れたように笑う。

昨日、歓迎会があって、途中で部長と帰って…

水を飲ませてくれたから、そのまま勢いで告白して…

私が目を白黒させていると、

「どこまで覚えてる?」

と部長は優しく聞いた。

「部長に『好き』って言ってもらえた所
までは…」

私が答えると、

「そこまで覚えてれば、上出来。
よく覚えてたな。」

と、部長は優しく私の頬を両手で包んだ。
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