秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
追加
ホームルームが始まっても裕と健人は学校へ来なかった。


あんな写真を見られたのだから来れるハズもない。


あたしはぼんやりと先生の言葉を聞き、窓の外を見つめていた。


空が青く、雲が高い位置にある。


少し開けられている窓からは心地いい風が入ってきていた。


「なぁ、またメールが届いたな」


ホームルームが終ると同時に剛のそんな声が聞こえてきて、あたしは視線を向けた。


いつもの3人が教室の後方に集まってスマホをイジっている。


「本当だ。商品追加だってよ」


拓郎が興味津々にそう言った。
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