異世界に召喚されましたが、僕は勇者ではありません。

1.勇者


国王「そなたらが、勇者か。勇者は、一人では無かったのか?」


ルミナリエ「いえ、一人です。他のお二人は、巻き込まれたものと思われます」


国王「そうか、それはすまない。それで、どなたが勇者だ?」


聞かれて普通に名乗り出るやつなんているわけ…


栄司「俺のようです」


あ、いたわ。普通に名乗り出るやつ。てか、こいつは昔から正直すぎる。


もっと、警戒心をもて!という視線を送ってみた。


栄司「ん?どうしたの?黎明」


『いや、なんでも』


知ってたこいつは昔からこう言うやつだと。


国王「今回の事はルミナリエからもう聞いておるか?」


栄司「はい」


国王「そうか、なら答えを聞かせてもらえるだろうか。そなたは、魔王を倒してくれるか」


そんなの受けるわけ…


栄司「お受けします」


は?


『ちょっ、栄司受けるの!?』
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