みんなに繋ぐ、全ての想いをここに

れっつ登校

「そろそろ行こーぜ」

「そだね」

「うう・・・・・・白桃ぉー」

未だに根に持っているらしく、恨めしそうな目であたしを見る春

いや、お前が悪い

うん、自業自得な

「どんまーい」

再び千聖は元気づけようとするが、食べ物の恨みはすごい

落ち込みようがすげぇ

「まあまあ、明日またなんか食べられるって」

「え、ほんと?!」

「んー・・・・・・多分ね」

あたしにアイコンタクトを送ってくる千聖

はいはい・・・・・・ちゃんと考えてるからな

「じゃあ行こーぜ」

「「はーい」」

綺麗に2人の声が重なり、あたしは1人、苦笑した






「あ、おはよ3人とも」

「おはよー、翔太、零」

「やっほー」

「はよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

零が1人沈黙してるのはさておき

ちょうど階段のところで偶然にも二人と合流ができた

なら一緒に行こう、となるのが誰もが考えることだろう

案の定

「なら一緒に行こっか」

「だな!ちょうど会ったし」

「そうしよっか。零もいいよね?」

「別に」

「あたしもいいぞ」

春に聞かれる前に言い、5人で寮をでた



その様子を


見覚えのある、濃いピンクのツインテールが


見ていたとも知らずに
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