夏が残したテラス……
夏のはじめ
ザッ、ザザー
ザッ、ザザー
小さな波が砂浜を何度も、行ったり来たりと音をたてる。
次の瞬間、大きく変わった波の音に、沖の方へと目を向けた。
黒い小さな人影が、サーフボードの上に立ち上がった瞬間、拳をギュッと握った。
大きな波の上を、滑るように自由に動く。
まるで、彼を照らすように朝日が眩しく水平線に光る。
「綺麗……」
そんな言葉がふと口から漏れた。
ザッ、ザザー
小さな波が砂浜を何度も、行ったり来たりと音をたてる。
次の瞬間、大きく変わった波の音に、沖の方へと目を向けた。
黒い小さな人影が、サーフボードの上に立ち上がった瞬間、拳をギュッと握った。
大きな波の上を、滑るように自由に動く。
まるで、彼を照らすように朝日が眩しく水平線に光る。
「綺麗……」
そんな言葉がふと口から漏れた。
< 1 / 175 >