ボクは初恋をまだ、知らない。
◇ボクの頼まれ事。

「太陽先生の1面」

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専門学校に通いだして1ヶ月経った5月のある日。

太陽先生が面白い課題を持ってきた。

「パーティードレスイベントを開催する。」

"パーティー"とゆう楽しげなキーワードに皆の視線が一気に太陽先生に注がれる。

「おいおい、そんなに見つめられたら照れる。」

軽いボケをかまし、イベントの話を続けた。

「6月に朝日理事長の娘さんの結婚式がある。
記念イベントとして、招待客のパーティードレスをこちらから提供する事になった。」

太陽先生の話を聞いたボクは、
全身に鳥肌が立つ。

楽しそう…。

楽しそうすぎて、ワクワクが先走って、

既にボクの脳内から
沢山の煌びやかなデザインのアイデアが
湧いてきたのだ。

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