略奪的なその恋に、本気の愛を見つけた
怒濤の日々と告白
正広とちゃんと話をしなくては。

結婚をやめるのだから。
私たちの関係も終わりにするのかどうか。
そして現実問題、式場のキャンセルとか指輪のキャンセルとか、親への説明とか。
やることは目白押しだ。

とにかく、正広と話をしよう。

そう思っていた矢先、私は正広の両親から呼び出された。

正直、いきなりかよ、と思った。
だって私はまだ正広とちゃんと話をしていないんだよ。
あの日電話で“結婚やめたい”って伝えただけだもの。
直接話し合ってもいない。
話し合ってもいないのに、もう両親が出てきてしまった。
一体正広はどんな風に伝えたの?
< 39 / 101 >

この作品をシェア

pagetop