「和華」


まおちゃんがわたしの名前を呼んでくれるの、好きだった。


「ずっと一緒にいられるってわかってるなら、願ったりしない」


きっとわたしとまおちゃんはずっと一緒にはいられない。

それでも、何かの間違いか奇跡が起きて

もしかしたら、ずっと一緒にいられるかもしれないって思ってた。


わたし、まおちゃんが好きだった。

たぶん、まおちゃんもわたしが好きだった。


だけど、ふたりのうちひとりの好きが
膨らむことをやめてしまったから
もうひとつの好きも止めなきゃいけない


「まあ、簡単じゃないけど、こういう止め方とか」


見たことのないまおちゃんがいた。

『まおちゃん』ではなくて
『眞央』って呼ばないといけない姿の君が。



start:2019/04/21
end:2019/05/04


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