雨上がりの恋
失恋
「男なんてもう懲り懲りー」

「大将、生中1つおかわりね!」

「あいよーっ!」

金曜のこの時間、店内は一週間の長い務めを終えたサラリーマンやOL達がささやかな祝杯をあげ賑わいを見せ始める。

「もう恋なんてしない…」

「…ああ、やっぱここのは美味いわ。この絶妙な塩加減が最高なんだよね。」

「ちょっと!聞いてる千秋?今度こそ、本当だからね。」

「聞いてる聞いてる。でも焼きたてが美味いんだからとにかく美優もこれ食べて。はい!」

目の前に差し出されたソレを見て、私は思いきり顔をしかめた。
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