好きになっては‥‥いけない人
C☆☆現在

①・・出会い


あれから・・二年

俺と芹那は、それなりに上手くいっていた。

デートも何度かして
芹那の事も
少しずつわかってきた。

芹那は、顔も良く仕事も真面目で
男女問わず好かれている。

平日は、俺も忙しいから
金曜日か土曜日には、
俺のマンションに来て
手料理を作り一緒に食べて
夜は、芹那を抱く
そんな日々を送っていた。

まぁ、芹那は料理も上手い
それに身体の相性も悪くない。

だが・・好きか?と訊かたら
嫌いではない。
愛しているのか?と訊かれたら
わからない。

このまま付き合いを続けたら
愛せるようになるのだろか?
情熱的でないが
穏やかに日々を送れるかもしれない
と、近頃考えるようになっていた。


「大輝。明日は仕事でしょ?
私、帰るね。」
「ああ。送らなくて大丈夫か?」
「うん。まだ明るいから大丈夫。」

今まで芹那を抱いていたベッドに
寝転んだまま言葉だけをかけた。

送る気は、あまりないが
  一応、声だけをかけた。

芹那は、出来た女で
俺の体を心配して無理を言うことはない。

そんな、俺は
明日は、得意先のイベントの為
休日出勤。


翌朝 イベント会場に行き
手伝いを始める。

「すみませんね、秋葉さん。」
「いいえ、少しでもお役に立つなら。」
と、得意先の課長さんと話していると
きゃっきゃっと、楽しそうな声や
歌声、オルガンの音が聴こえてきた。

ん?と顔をあげると
「あ~あ、子供の声でしょ?
この裏に、保育園があるんですよ。」
「ああっ、そうなんですね。」
「楽しそうな子供達の声に
      癒されますよ。」
と、課長さんは言いながら
呼ばれていってしまった。

俺は、準備ができた所で
裏に回ってみた。
『どんぐり保育園』と書いてある。

走り回っている子供達や
建物の中にいる子供達
とても楽しそうだ。

すると・・
「あっ、ひな君、危ないよ!
      待って!!」
と、エプロンをしている女性が
小さい男の子を追いかけていた。

男の子は、楽しそうで
俺は、可笑しくなって笑っていると
俺の所にその子がきて
「☆☆**%%」
と、わけわからん言葉を言った。
「ん?どうした?」
と、訊ねると
「%%*☆**☆☆☆*」
???····すると
「あなたは、だ~れ?」
と、言ってます。
と、言われとその声の方を向くと
俺の心臓が・・ザワついた。

その女性は、大きな瞳
小さい鼻、プックリとした唇

「あの~?」
「ああ、すみません。
私は、こちらの会社のイベントを
手伝いにきたものです。
子供達の声につられて。」
と、言うと
「そうなんですね。
ひな君、こちらのお兄さんは、
お仕事だって。」
と、言うと
「*☆☆☆☆%%%*」
「ひな君、お兄さんは
お仕事だから遊べないよ。」
と、言うと
男の子は、泣き出してしまい

俺は、
「俺と遊びたいと?」
と、彼女にきくと
「あっ、はい。
でも、気にならさないで下さい。」
と、言いながら
男の子を抱き上げる彼女
俺は
「ごめんな。また、今度
一緒に遊ぼうな。」
と、言って男の子の頭を撫でると
泣きながら、男の子はコクンと頷いた。

「ひな君は、良い子だね。
じゃ、お兄さんにバイバイしようか。」
と、言うと
女性は、俺に頭を下げて
男の子を連れて園に戻って行った。

男の子は、振り返りバイバイと
俺に手をふるから
俺も手をふりながら
イベントの方に戻り
手伝いを再開した。

いったい····なんだったのだろうか
あの胸のざわつきは・・

夕方になり会場の片付けを
済ませて帰ろうとすると・・・・ 
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