。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ツヨシ、幹部の管理は、しっかりしとけよ!。
上がるぞっ!!」


黒さんは、彼女を、連れてさも当たり前の様に、幹部室へ入って行く。



「ツヨシ、あの人何っ!!
なんでなんも言わないんだよ!?」


「あの人、マジ蹴り!
痛いのなんて、もんじゃない!!」


仲間二人は抗議した。


「ーーあの人は、我龍初代幹部の半澤黒さんだよ」




「「初代幹部!?」」





初代我龍幹部はマジだけどーーーーそれだけじゃない。


「黒さんは、警視庁と繋がってる。
だから、彼女になんかしたらーー捕まるぞ?」

「え!マジっすか。
俺謝って来ようかな。」

「ツヨシ,お願い一緒に来て!!」

マジかよ。

仲間の尻拭いは、総長の役目。

俺はため息を吐き出した。




そしてーーーー幹部室に入って行く。


だけどーーーー、そこに黒さんはいるけど彼女はいない。


あれ?

「あ、あの先ほどはすいませんでした。
別に彼女さんに、何かしたい訳じゃなく」

「とにかく、すいませんでした!
っで、彼女さんは?」


こんな二人初めて見たよ。
ペコペコ頭下げる二人。





「あー、総長室のシャワー浴びてるけど」



「「シャワー!?マジっすか!」」


「「……………」」



何、この反応。

黒さん、ギロリ、と睨んでるじゃん。









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