。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「あたしは、龍に会いに行きたい!」


あげは、はやっぱり龍が、変わらず好き。

わかってる。
だけど悔しいーーーー。

レイがチラッとあげはを見たのが、わかった。


「俺は行くよ、あげはが行きたいなら行く。
だいたい一人じゃ、危ないしな」

レイは立ち上がった。



「あげは。
あげはが、会いたいなら会いに行けばいいんだよ。

好きなんだもんな、何があっても龍がっ」


レイは、優しげにあげはを見つめた。

レイはきっとーーーーまだあげはを好き。

「さあ、あげは。
行こうか?」


手を差し出すレイの手を掴むあげはに、胸が痛くなる。



「つか、警視庁ってどこにあるわけ?
白、案内してっ」


「「えっ!!」」


思わずあげはと、同時に叫んでしまう。


「俺?」

「当たり前じゃん、俺おじさんの顔も名前も知らないんだけど」


確かにーーーー。



「わかったよ」

レイが車を出して向かった警視庁。

何だかんだで、全員で行く羽目に。

まあ、他の奴らはただのーーーー









「わーお、でかいわ!警視庁って!!
ここに、龍いるわけ?」




ある意味、ミーハーだ。


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