真 実
事件③

明日の朝
椿は、頭部と産婦人科の
検査が行われる事になっていた。

俺は、
昨日の続きの打ち合わせがあり
午前中だけ会社に行く事にした。

里を椿の元に置いた。
後、病院側にも
頼んでいるから心配ないと
考えていた

早目に会社に行き
社長室にあるシャワーと
着替えも一式置いてあるので
それを着る。
椿と結婚してからは
この部屋やシャワーなど使う事は
なかったが・・・

隼人に関係者を呼び
直ぐに会議を開く
事前に関係者を隼人が社に
召集をかけていた。

正午近くに・・・・
俺の携帯がなる
・・里?・・
椿が目を覚ましたのかと思い
携帯にでると・・・・
「春樹様!!!
椿様が、検査から戻って参りません。」
と、言われ
意味がわからずに病院へと駆けつける

院長や病院関係者が俺を出迎える
「どういうことだ?」
と、いきり立つ俺に
「申し訳ございません。」
と、頭を下げる病院側
「頭部の検査から産婦人科の診察に
回り病室に戻る際に
忽然と椿様だけが消えていて
椿様が寝ていたベッドが空で
置いてありました。」と言う。
俺は、直ぐに警察を呼んだ。

椿の両親の事故と椿の事故を
担当している警察を。

院内の防犯カメラ等の捜査が
はじまった。
里は、申し訳ありませんと
何度も言うが
里には、なんの非もない。
里には、一度自宅に戻るように言って
椿のお祖父様に連絡をする。

直ぐに病院へと来ると言われたが
椿がいない今、こちらにきても
となり、わかり次第連絡することと
なった。

何かが、動いている
だが、桜小路財閥を敵に回して
簡単にすむと思うな

ぎりぎりと拳を握りしめ、
椿の安全だけを願う。

星樹は、NICUにいたため
事件に巻き込まれることはなかった。
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