ノクターン

翌日の朝、

「今日は 少し遅くなるから、麻有ちゃん先に帰っていてね。」

と智くんは言った。
 
「はい。ご飯作って待っているね。」

智くんの首に抱きつきながら 私も言う。

そんな私に 智くんは優しくキスをする。

そして私達は、仕事に向かった。
 



仕事は、前にも増して順調だった。

多分 私の雰囲気が変わったことで、コミュニケーションがスムーズになったのだろう。

結果 私の仕事がしやすくなっているのだと思う。

余裕ができて、より私の雰囲気は 柔らかくなる。



すべてが良いスパイラルに入っていた。
 

< 106 / 270 >

この作品をシェア

pagetop