結婚って、こんなんでしたっけ!?  ~私と課長の成り行き結婚~
いざ実家へ!
気がつくと、今日は金曜日。

明日には、とうとう家の実家に挨拶に行く。

あっという間に、就業時間も終わりマンションで課長を待つ。

明日だと思うと、なんだかドキドキする。

今まで、一度も会ってくれなかった父親が今回はすんなり了承
したのも気になる。

父に負けるもんかという気持ちもあったのか、気がつくとニンニク
たっぷりの肉野菜炒めを作っていた。

「お、上手そうな匂いだな。」

「あ、おかえりなさい。」

「ただいま」

ダイニングテーブルに夕飯を並べ食べ始めると

「今日は、ニンニクが結構入ってるな。
 さては、俺に頑張ってほしいのか?」

「うん、頑張ってほしいかも・・・」

「よし!心がそう言うんなら頑張るからな。」

そう言って、満面の笑みを浮かべる。

ホント、明日は頑張ってねと私も笑みをかえす。


晩酌の時間も終わり、二人でベットに入ると、課長ががばっと覆い
被さって来た。

「ご期待通り、頑張るからな。
 夜は長いぞ!」

「え゛・・・・・。」

課長はパパっとスエットを脱ぐと、私のパジャマもアッサリ脱がし
深いキスがされる。

“そっちの頑張りじゃないんだってば!!?”

私の思いは、深いキスと身体中を弄る指に翻弄され声にならなかった。


お陰で、朝目覚めた時は今までになく身体が怠く、おまけにシャワー
を浴びに行き鏡を見れば、見たこともないくらいのキスマーク。

“課長って・・・やりすぎだし・・・”

「ハ~・・・。」

思わずため息が漏れた。



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