世界でいちばんのお兄ちゃん

どういうこと??

9月の末

私の家で椋太とテスト勉強をしていた

椋太とは2歳からの幼なじみで

幼、小、中と一緒。

高校ももちろん同じ志望校

頭は中の上くらいの私は

上の椋太に教えてもらっていた

何時間か経った頃

幸「ただいまー。」

お兄ちゃん達が帰ってきた

5人とも同じ高校でいつも帰る時間は同じ



椋「誰?」

椋太が私を守った

椋「結菜になにか?」

椋太……


するとお兄ちゃん達は笑いながら

幸「僕らは結菜ちゃんの兄妹だよ」

すると椋太は

椋「結菜……どういうこと?」

唖然とした様子で聞いてきた

だから、私は

結「ごめん。ずっと、椋太に会えなかったから

話さなかったけど、お兄ちゃんができたんだ。

血は繋がってないけどお兄ちゃんはお兄ちゃん」

すると椋太は

椋「奏多先輩のことは、

もうお兄ちゃんと思ってないのか?」

椋太にはお兄ちゃんがいて、

奏兄と同級生で

椋太も小さい頃から、奏兄に遊んでもらっていた


だからこそ、不安になったんだろう

結「お兄ちゃんのことは、忘れてないよ。

というか、ずっと忘れないよ」

椋太は

椋「そうか。なら、いいよ。」

椋太が微笑みながら言った

私はビックリして

結「怒らないの?」

椋太はまた笑って

椋「結菜の大事な家族なんだろ?

俺、心配性だけど。

結菜が安心そうやったら

なんも心配いらんやろ。笑」

そう言ってくれた

そして椋太は

お兄ちゃん達の前にいき、

椋「初めまして。

結菜と2歳からの幼なじみで同級生の

山田 椋太と言います。

結菜は、バカでドジで不器用な人ですが

根だけは凄い優しいやつなんで

なにかとアイツに振り回されると思いますが

今後もよろしくお願いします。」

そう頭を下げ言った

幸「こちらこそ。よろしくね。」

幸兄は微笑みを返し言った
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