17時、カフェオレ。
カフェオレ先輩…!?



***


夏休みが終わり、今日から授業が始まる。


「え、それだけ!?」

「う、うん…」

「え、それ以降に会話ないの!?」

「…うん」

「はぁー…」


カフェオレお兄さんのことを未希に話すと、すごく深いため息をつかれた。
まぁ…あの日以外会話も全くないし、しかも聞いたことは名前とかではなく、カフェオレが好きか?だけだもんね…


「あんたねぇ、その人がそんなにかっこいいならもっと自分からいかないと!」

「だ、だって緊張しちゃって…」

「大丈夫!優奈みたいな可愛い子に話しかけられて、不快に思う男子はいないから!!」

「そ、そんなこと…「大丈夫だから!」

「…はい」


頑張ります…。
頑張ろうって思うんだけど、実際目の前にいるとパニックになっちゃって、なにを話していいかわからなくなるんだもん…


「いい!?今日こそは名前聞いてきなさい!?」

「うー…、頑張るけど…」


そんなうまく、聞けるかな…不安しかないよ…


< 13 / 186 >

この作品をシェア

pagetop