17時、カフェオレ。
「あ、そういえば優奈さ
長谷川の方はどうしたの?」
「あ、あぁ手紙?
それがさ、連絡先書いてあって、返事はそこにくれって書いてあって…
でもそれってこっちの連絡先がバレちゃうでしょ?
だから返事はできてないんだよね…」
「うわー、まじか。
ってかやっぱラブレターだったんじゃん!」
「…まぁ」
好きです、とか
付き合ってください、とか
そんな言葉が並べられていたけどさ…
「どうすればいいんだろ…」
「優奈も手紙返したら?」
「えー、でも誰かに見られたらやだし…」
そんなとこ見られて、変な噂たつのもやだ…
めんどうだもん…
「そうだよねぇ。
告白ってやっぱ、直接言ってくれるのがなんだかんだ一番楽だよね」
「…まぁね。その場で終わるしね」