ずっと、そばに

ガチャン


「ただいま…」


学校サボってから5日たった日の夕方…


家に帰った瞬間、お母さんが玄関に立っていた。

睨みつけられるのは日常。

けど今日は眉間にシワを寄せていてものすごい剣幕。


「あんたさ、今日学校から連絡きたんだけど
5日も学校行ってないってどういうこと 」


「…あの………お母さ……」


ーバチン
何も言う間もなく斜め上からビンタが飛んできた。


ジリジリと痛む頬より心が何倍も痛くて涙も出ない。


ずっと無視されてたとはいえやっぱりお母さん
何だかんだいって、血の繋がった親子だから


学校でのこと少し話したかったし、


何か言えばほんの少しだけは聞いてくれるんじゃないかって、心の奥底で少しは期待していた。


けど、そんな期待はあっさり裏切られる。

お母さんは一言も私の話に耳を傾ける気はないみたい…


ただ怒りたいだけ…


私のことが心配なんて、そんな気持ちは一切ないんだ。


傷ついて、私はやっぱり愛されるとか心配されるとかそういうことを望んでいるんだなと感じる


でも、お母さんの怒りは収まらない…

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