世界探偵団!!~怪奇現象、私たちが解決します~
「あぁ、そっか……ラファエルは、植物を操る能力があるんだっけ……?」

金髪に紫目の男性……アレクサンドルが木を見上げながら言います。

「……おい!静かにしろ」

部屋のドアが開いて、この『世界探偵団』のリーダーの金髪に碧眼の男性……コスティアが姿を現しました。

世界探偵団というのは、不思議な力と式神を操り、怪奇現象を解決するためにあります。ここは世界探偵団の本部で、ここにいる人たちは全員霊感が強く、不思議な力が使えます。

私含め、8人で活動しています。

「依頼だ。今回は、菊とティモシー、そしてキーラで行ってこい」

そう言って、コスティアは私に紙を渡しました。今回の依頼は、ちょっと時間がかかりそうです……。



私たちは依頼者の家のチャイムを鳴らしました。

「はい……」

「世界探偵団の者ですが……」

そう私が言うと、依頼者は「昨日出したばかりなのに、もう来てくれたんですか!?」と嬉しそうに私の手を両手で包みます。

「……はい。詳しくお話をお伺いしてもよろしいですか……?」

私の問いかけに、依頼者は何度も頷きました。



「……私は、世界探偵団の新海(しんかい) 菊です」

「同じく世界探偵団のティモシー・ミラーです!」

「同じく世界探偵団のキーラ・ワトソンです」
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