世界探偵団！！～怪奇現象、私たちが解決します～
私たちは、依頼者に自己紹介をします。すると、依頼者はポケットから名刺を取り出しました。

「私は、岡崎(おかざき)と言います」

岡崎さんの名刺を受け取った私は、「よろしくお願いします」と頭を下げます。

「……実は、数日前から物が勝手に動くんです……」

俯いた岡崎さんは、ゆっくりとその時の状況を話してくれました。

夜になると空気が冷たくなって、ガタガタと物が動く……みたいです。これは、完全にポルターガイスト現象ですね……。

「……事情は分かりました。ここは、私たちにお任せください」

キーラが微笑むと、岡崎さんは安心したように微笑みます。そして、「ごゆっくり」と部屋を出ていきました。

「……ティモシー、キーラ。これって……」

「ええ。ポルターガイスト現象ね」

「……どうやって、ポルターガイスト現象を起こす悪霊を退治するの？」

ティモシーの問いかけに、私たちは黙り込みます。

「……とりあえず、夜を再現してみたら分かるかも知れないわ」

そう言って微笑むキーラを見つめ、ティモシーは首を傾げました。

「……私の能力で、辺りを闇に包むの」

「なるほど！キーラ、賢い！！」

ティモシーは、にこりと笑います。
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