この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
聞こえないように言ったつもりだろうけど、わたしには聞こえてしまう。


耳がいいのは、いいことばかりではない。

だけど、こんな日常ももう慣れてしまった。


なにも、『雨宮和歌子の娘』として特別扱いしてくるクラスメイトを邪気にしたつもりはない。


ただ、今日は本当に用事があったから。


というか、ここ最近は予定が空いている日があれば、必ずと言っていいほど…ある場所へ向かう。
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