【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side若葉



 【本日未明、山の山頂付近で身元不明の白骨遺体が発見されたと警視庁が発表しました。現在遺体の身元を捜査中とのことです】

 仕事に向かう前、朝ご飯を食べている時、そんなニュースが流れてきた。

 白骨の遺体……。身元不明なんだ……。

 というとこはまた、裕太さんの出番かな?

 朝からこんなニュースが流れているのを見ると、なんだか気分が上がらないな……。

 そんな気持ちを抱えながら、あたしは仕事へと向かった。
 
 「おはようございま〜す」

 「あ、おはよう若葉ちゃん!」

 「おはようございます。店長、今日は早いですね?」

 「今日は新メニューを開発しようと思って、ちょっと早く来たんだ」

 「新メニュー?」

 「そう!そろそろ季節限定の、何かを新しく出そうかと思ってね〜」
 
 お店に着くなり、店長はそう言ってパソコンへと向かっていた。

 「季節限定か〜。いいですね?そろそろ新しいメニュー、出しましょうよ!」


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