幸せの鐘
幸せの鐘


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「お義母さんもこんなに
緊張しました?」



「そりゃ緊張したわよぉ〜

それにしても杏ちゃん
女の私でも鼻血が出そうなくらい綺麗よ!」




鏡に映る私は別人みたい。。




今日は一生に一度の特別な日




「新婦さまお時間です。」



「はい。」




そう



今日は結婚式。




卒業したら式をあげようって計画を進めてた。




部屋を出ると教会の中を一緒に
歩いてくれるお義父さんが待ってた。



「杏ちゃんすごい綺麗だよ。」



「お義父さんありがとうございます。」




お義母さんは私達の写真をパシャパシャ撮ってる




「それではお時間になりましたので
入場のご準備をお願いしたします。」




私はお義父さんの腕に腕を通して
大きく深呼吸。





扉越しから聞こえてきた進行役の人の声。




「新婦のご入場です。」




その合図でドアが開いた。



音楽が鳴り拍手の音が響く。




笑顔のみんなが私達を包んでくれてる。





歩いていく先にはタキシードを来た蒼汰くん。




待って・・・



カッコよすぎない?





お義父さんから蒼汰くんの腕を組んで
横に並ぶ。



「杏、今夜は寝かせないから。」



「こんなところで言わなくても・・

でもちょっと待ち遠しい。。」



「可愛いやつだな。」




でも誓いのキスは蒼汰くんの
不意打ち大人のキスで私は顔が真っ赤。



ブーケトスは同じクラスだった
女の子達の争奪戦になった




みんな、私が結婚してた事に
びっくりしてたけど、おめでとうって
言ってくれた。




披露宴は大盛り上がり。




すべてが終わって今日はここの
ホテルに泊まるみたい。




それも最上階!!!




夜景が綺麗でしばらく見惚れてた。



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