俺のボディガードは陰陽師。~第五幕・白昼夢~

君は何処へ

★★★







「ちょ、え…な、何で?」



翌日。火曜日になる。

昨夜に目覚めて、忠晴の作った卵粥を食べてまた寝て、朝にはスッキリ目覚める。

本調子ではないが、このまま家にいたところで何がわかるわけでもないし、なずなにも会えない。

今日は部活がないし、多少本調子でなくても大丈夫だろう。

そう思って、本日学校に来た。



みんなには、心配された。

美森の話だと、どうやら俺は週末ずっと顔色が悪く、しまいにはトイレで吐いたらしい。

でも、そんな状態にも関わらず『大丈夫』とツラッとこいて試合には出続けていたようだ。ただの練習試合、無理するほどのものでもないのに。

だから、昨日の俺の欠席は、みんなにとっては納得だったようだ。



全く、記憶にございません…。



そして、昼休み。

なずなに会いに行こうと、隣のクラスを訪れる。

だが、なずなの姿は見えず。

チカを呼んで、なずなの所在を聞くと…こんな返答だった。



なずなは学校に来ていない。

昨日も、今日も。



そして「なぜ?」の質問に、チカは冷たく返答する。



「自分の胸に聞いてみろや」
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