私の罪
第一章

出会い

彼と知り合ったのは、ランダム通話アプリだった。

たまたま、通話に出たのは彼だった。

「声、きれいですね」

と挨拶早々、彼は私の声を褒めてきた。

「え、そうかな?」

そう、照れながら聞くと「うん、大好きな声です」と彼は答えた。

私はとても嬉しくなった。

まだ、声変わりをしてないような幼い声の彼に私は年齢を尋ねた。

「りょうくんって何歳?」

すると彼はこう答えた。

「15歳です」

「え!?」

思わず驚いて私は声を上げた。

「15歳!?ってことは・・・」

「中学2年生です」

「若っ!!」

彼が中学生ということにも驚いたが、そんな若い子がこんなアプリを使っていることも驚いた。

「さくらさんは、何歳ですか?」

「私は・・・35」

「あ、そうなんですね!」

「ごめんね、おばさんで」

「いえいえ、大丈夫です!俺、年上好きなんで」

こうして20歳差の男女の会話が始まった。

私達は色々なことを話した。
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