堕天使、恋に落ちる
錯綜と衝動
「では、乾杯ー!」
「乾杯ーーー!」
「フフ…」
「ん?どうした?由那」
「こうゆうの初めてなの!だから楽しくて…!」
「そっか!」
一徹が頭を撫でてくれた。

今クラブの従業員全員と命さんでパーティーをしようとゆうことになり、食べたり飲んだりしている。
ずっと一人だったから、こんなの楽しくてしかたがない。
「ねぇ、一徹!
今日は無礼講だよね?」
「は?なんだよ、命」
「天使ちゃんに触らせて~」
「へ?命さん?」
命さんが私の横で飲んでいる。

「命!向こう行け!それに、それとこれとは話は別だ!」
「いいじゃんかよー。ねっ、天使ちゃん!
こっちおいで?抱っこさせて?」
「えーと……」
どうしよう…嫌じゃないんだけど、抱っこはさすがに……

「由那!!」
「へ?」
「ここに座れ!」
一徹が膝の上をポンポンしてる。
「え?横にくっついてるんだから、いいでしょ?」
「ダメだ!」
「だいたい他の皆さんともっと話したいのに、こんな離れたとこに二人でいるのも寂しいのに」

みんながいるとことは、少し離れたテーブルに一徹と二人でいる。
パーティーが始まった時に、みんなにこっちに来るなと一徹が言った為、誰もこっちに来ない。
まぁ命さんはそんなの関係なく、私の隣に座ってるけど。
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