羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
14章:同棲スタート?


「おはよ、みゆ」
「おはようございま……」

 目を開けると目の前に先輩の顔。
 そっか、昨日先輩の家に泊まったんだ……。

 ベッドの中、そういうこともしないで、ただ、キスして先輩の腕の中で眠った。
 考えてみればこういう事って初めてかもしれない。

 ただ二人でいるだけの時間は、いつも抱き合うときにみたいにドキドキするんじゃなくて、安心して、すごく心地よくて……いつもより早々に寝てしまったのだ。

 そして先輩と一緒にいると言うのに、私はまた先輩との夢を見ていた。
 寝ても覚めても一緒とは、このことだろうか。夢まで見てたなんて、恥ずかしくて先輩には言わないけど。

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