期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

挙式当日

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挙式当日。

私は浩明さんの選んだ大胆なウエディングドレスに身を包み、挙式開始の時間を控室で待って居た。

控室には平介伯父さんや勉君たちが居た。

「麻莉…そのドレスは神戸社長の趣味か？」
平介伯父さんは私のドレス姿を厭らしい目つきで見ていた。

「そうです…」

「神戸社長は大層お前を気に入っている…良かったじゃないか…」

「・・・」

「まぁ、わしたちにとっても彼は必要な存在。精々…彼のご機嫌を取って…離婚はしないでくれよ」

「父さん！？」

勉君は口を挟む。

「何だ?勉…お前だって彼に医大進学の費用工面して貰うんだろ？」

「・・・」
結局、勉君も平介伯父さんと同じで、浩明さんの脛を齧るだけ。