お飾りにしか⋅⋅⋅なれない

···やはり



三周年記念の当日
ケリーさんと悠希さんは到着した。

ケリーさんと悠希さんへ
挨拶に史織と行くと
悠希さんは、電話中で
ケリーさんに二人で
挨拶をした。

悠希さんは、私達がいることを
気づいてなくて
病院のロベルタさんと話しているようだ。
心配な患者さんがいたのでは?
と、心配になるが
ケリーさんが首を横に振ってくれたから
史織と顔を見合わせて
笑ってしまった。

すると······
「紗雪は、顔だけは良いからな····
と、悠希さんの声に

一気に目の前が真っ暗に
フラッとした、私を史織が
抱きとめたと同時に
「ハルキ!!」
と、ケリーが。
悠希さんを呼んだのか?
悠希さんの言葉を止めたのか?

悠希さんが、その声に振り向き
私達三人を目に止める。

私は、ケリーさんに
「少し外れます。」
と、頭を下げ出口に向かう

史織は、悠希を睨みつけながら
「安藤先生を見損ないました。」
と、言いながら
ケリーさんに頭を下げて私を
追ってきた。
< 47 / 54 >

この作品をシェア

pagetop