妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
翌日。
毎日、二百個限定で作られるどら焼きを、今日は『スコール』に持って行くどら焼きの数を上乗せして作った。

私はどら焼きを箱に詰めていく。

氷室社長と会うのはあの過ちの夜の以来。

緊張する。

彼に会う機会があれば、それとなく探りを入れて、匡貴には・・・
でも、彼もあの夜『プラチナ』居たんだ。

私と氷室社長とのコトは・・・
それを知って、私を強引に抱いたんだよね…


二人はビジネス仲間だと言うし。

二人の間ではどういった話になっているのかな?気になる…


「美晴」

「あっ!?」

ボーッと考え事をしていると背後からお姉ちゃんの声が聞こえた。

「蓋閉めないと…」

「ん、あ・・・」

私はお姉ちゃんに言われ、慌てて箱の蓋を閉めた。

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